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中国・長春の新米日本語教師奮闘記


by naomi_website2004
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わたしの周りの人々①

といっても、そんなに近い人々の話ではない。
今日は外事処のTさん。

外国人教師の世話係のような役の人である。
彼女が仕事ができない(というより「しない」)ことは、外教の間のみならず、
中国人の先生方の間でもお笑い種になっている。

彼女は英語・朝鮮語・ロシア語の外教には英語で話すくせに、
我々日本語外教にはなぜか、なぜか、容赦なく中国語で話す。
彼女の辞書に“フォリナー・トーク”という言葉はない。

そして、電話をかけてくるとき、必ず自分で自分のことを「T先生」と呼ぶ。
・・・おいおい。うちの院長でさえ自分で自分のこと「先生」なんて呼ばないぞ。

そんな彼女が昨日、突然わたしの部屋にやってきた。

彼女はビザ関係、給料関係の仕事をしているが、わたしの部屋に来ることはめったにない。
大学の研究室に来ることもほとんどない。
なぜなら、彼女は用事があるとき、事務室まで呼び出しをかけるからだ。
そして自分は事務室で忙しそうに、パソコンゲームをしている。
・・・っ、お前が来い!こっちは授業の合間に往復20分かけて歩いてこなきゃならんのだぞ!

とまあ、それは置いといて、彼女が昨日何をしに来たかというと、
なんと、もうすぐ帰国するわたしの部屋のものを物色に来たのだ!!
妙に愛想を振りまきながら、土足で部屋に侵入し、部屋の中を見渡す彼女。
彼女の目に留まったのは、電気ストーブ、トースター、収納棚だった。
“これいいねえ。”を連発。
・・・いっつも何もしてくれないくせに、こんなときだけ。きーっ!

そのままほいほいあげるのも悔しかったので、
“今度、うちの両親が遊びに来るかもしれないの。
ここに泊めようと思ってんだけどさ、一泊いくら?”
と聞いてみた。
案の定、
“わたしに言ってくれたらただにしてあげる!”
とのたまう彼女。
・・・ふっ。あんたの懐は痛まないからね。ええ。ただにしてもらおうじゃないの!

いやあ、商魂たくましいTさん。
あなたはこれからも健在でしょうよ。
by naomi_website2004 | 2007-05-24 23:42 | 日々の生活